Association for 12-lead Electrocardiography in Emergency Care

12誘導心電図の臨床的有用性は確立されています。 救急医療においてその有用性はさらに診断・トリアージから予後改善にまで及びます。
2014年、特に循環器救急領域においてその有用性を全国から持ち寄り検証・研究開発に つなげていくことを趣旨として本研究会は設立されました。
医師・コメデイカル・救急救命士など幅広く参加を募ります。

第12回 12誘導心電図伝送を考える会
会長からのご挨拶:参加者への御礼

皆様

2025年2月15日(土曜日)、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)のエントランス棟3階の講堂にて開催した「第12回12誘導心電図伝送を考える会」にお越しいただき、誠にありがとうございました。

今回の会場には、146名ものご参加をいただき、多くの専門家や関係者の皆様と共に、貴重な意見交換や最新の知見を共有することができました。皆様のご協力と積極的な参加により、大変盛況に終えることができましたことを心より感謝申し上げます。

当日お見逃しの皆様にはオンデマンド配信でのご確認をお願いいたします。

今後も引き続き、12誘導心電図伝送の発展と循環器救急医療の向上に貢献できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

<会場写真>

第12回12誘導心電図伝送を考える会
会長 田原良雄(国立循環器病研究センター)

会長挨拶

第12回 12誘導心電図伝送を考える会(大阪からの発信)の開催にあたって

田原 良雄 たはら よしお

第12回 12誘導心電図伝送を考える会 会長

国立循環器病研究センター 心臓血管内科・救急部 特任部長

第12回12誘導心電図伝送を考える会の開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。会長を務めさせていただきます国立循環器病研究センター 心臓血管内科・救急部の田原良雄です。
インフルエンザの流行や最強寒波の中、お忙しい業務にもかかわらず、本会にご関心をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。

今回は特に、大阪における12誘導心電図伝送にスポットライトを当てることが狙いです。多くの医療従事者にこの企画を届けるため、現地開催とネット配信のハイブリッド形式を採用しました。当日お見逃しの皆様にはオンデマンド配信での視聴をお願いいたします。

国立循環器病研究センターは、日本のナショナルセンターとして国民の健康と幸福のために日々循環器病克服を目指して予防、治療、研究等に取り組んでいます。循環器救急診療体制の構築の必要性を重視し、2007年からITの発達に注目し世界初のモバイルテレメディシンシステムを導入しました。このシステムは、救急車内から病院に12誘導心電図、バイタルサインデータ、車内映像をリアルタイムに伝送するもので、当時の野々木宏部長を中心に開発されました。
本会では、大阪府吹田市消防本部と国立循環器病研究センターで始めた12誘導心電図伝送がどのように発展したのかを知る機会を提供します。救急は「地場産業」と言われる通り、大阪府北摂地域での取り組みが各地域の実情に合わせたフォーマットに適合するとは限りませんが、地域医療ネットワークの構築に参考になる情報をお届けしたいと考えています。

2018年12月に『脳卒中・循環器病対策基本法』が成立し、救急隊による12誘導心電図の活用が注目されましたが、全国の消防本部の実態調査では伝送システムの導入が遅れています。その対策として地域での急性冠症候群(ACS)プロトコルを整備する必要が認識され、2024年3月末には消防庁企画室長から12誘導心電図の測定プロトコルについての通知が発出されました。

新たな時代における『医療DX』の更なる推進に向けた政策も進んでおり、今の時期は12誘導心電図伝送を行政にアピールするチャンスでもあります。すでに12誘導心電図伝送を実施している地域の進展についても和歌山県高野町、三重県津市、香川県高松市、熊本県有明市、神奈川県横浜市、栃木県栃木市、青森県弘前市、岩手県花巻市の現場からの最新の活動報告に注目したいと思います。

開催にあたり、支援してくださった株式会社秀和ウェイブシステム、12誘導心電図伝送を考える会事務局、そして協賛企業の皆様に感謝いたします。

最後に、本会の内容が皆様の地域での取り組みに少しでもお役に立てれば幸いです。

オンライン(Zoom)でご参加の方々へ

■重要なお知らせオンラインでご参加の方は、音声でのご発言はできません。質疑応答は、すべてZoomの「Q&A」機能を通じて行っていただきます。投稿いただいたご質問は、座長が代読させていただきます。

■質問方法について
  ・オンライン参加の方からの質問は、Zoomの「Q&A」機能をご利用ください
  ・チャット機能ではなく、必ず「Q&A」機能をお使いください
  ・いただいたご質問は、座長が代読いたします

■Q&A機能の使い方
  1. Zoom画面下部の「Q&A」ボタンをクリックしてください
  2. 表示される入力欄に、ご質問内容をご記入ください
  3. 送信ボタンを押して、質問を投稿してください

■その他
  ・座長の進行に従い、適切なタイミングで質問を取り上げさせていただきます
  ・時間の都合上、すべてのご質問にお答えできない場合がございます。

皆様のご協力をお願いいたします。

抄録集を公開しました(2025/02/14)

第12回 12誘導心電図伝送を考える会の抄録ページを公開しました。
併せて当会のプログラム・抄録集が下記ボタンよりダウンロードできますので是非ご一読ください。

現地参加者へのお知らせ(2025/02/14 入場時間の案内を追加しました)

会場の講堂は、エントランス棟3階です。
当日は、エントランス棟2階の正面玄関は利用できません。1階の玄関をご利用ください(2/13 エントランス棟の詳細案内図を追加しました)。

<現地参加者の皆様へ>
会場設営の都合で、エントランス棟1階からの入場は、12時以降にお願いいたします。

参加申し込みサイトを公開しました(申込の締切:2025年3月31日0:00:00)

救急隊員の現地参加無料受付終了
救急隊員のWeb配信+オンデマンド配信3,000円申し込む
救急隊員以外の現地参加、Web配信+オンデマンド配信3,000円

協賛企業

PDF版ハンドブックを一般公開しました(2025/01/30)

 厚労科研費で作成したハンドブック冊子を「第12回12誘導心電図伝送を考える会」に現地参加された方には無料でお配りいたします。
 また、現地に参加できない方にも入手できるように、ご要望にお応えしてPDF版ハンドブック(FileSize:4MB)を一般公開いたしました。
 下記ボタンよりダウンロードのうえ、手元に置いてお読みいただければ幸いです。

第12回 プログラムを公開しました(2025/02/12 一部修正)

13:0013:00〜13:05開会挨拶  野口 輝夫(国立循環器病研究センター副院長・心臓血管内科部門 冠疾患科部長)
13:05プログラム 112 誘導⼼電図伝送の現状
  座⻑:⽥原 良雄(国⽴循環器病研究センター)
20 分13:10〜13:30講演1:ORION(大阪府救急搬送支援・情報収集・集計分析システム)を活用した12誘導心電図伝送に関する資器材の調達とMCプロトコルの進捗状況
  ⻑嶺 秀則(吹⽥市消防本部)
15 分 13:30〜13:45講演2:即応性を高める12誘導心電図教育:大学における救急救命士養成課程の挑戦
  久保 敦⼠(明治国際医療⼤学)
13:45〜14:00休憩(15 分)
14:00プログラム 2
(各発表7分+質疑応答3分)
⼤阪 北摂地域からの活動報告
  座⻑:野々⽊ 宏(⼤阪⻘⼭⼤学)
  座⻑:藤⽥ 英雄(⾃治医科⼤学附属さいたま医療センター)
7 分14:05〜14:12演題 01:⼤阪府 吹⽥市消防本部 吉⽥ 健太郎
7 分14:13〜14:20演題 02:⼤阪府 豊中市消防局 ⻄村 達也
7 分14:21〜14:28演題 03:⼤阪府 池⽥市消防本部 川島 昴
7 分14:29〜14:36演題 04:⼤阪府 箕⾯市消防本部 ⽥野 博康
7 分14:37〜14:44演題 05:⼤阪府 茨⽊市消防本部 若松 勇樹
7 分14:45〜14:52演題 06:⼤阪府 摂津市消防本部 永島 航
12 分14:53〜15:05総合討論
15:05〜15:20休憩(15 分)
15:20プログラム 3
(各発表7分+質疑応答3分)
さまざまな地域からの活動報告
  前半 座⻑:⽯倉 健(三重⼤学)・花⽥ 裕之(弘前⼤学)
  後半 座⻑:菊地 研(獨協医科⼤学)・⽯曽根 武徳(岩⼿県⽴中部病院)
10 分15:25〜15:34演題 07:和歌⼭県 ⾼野町消防本部 ⼀柳 保
10 分15:35〜15:44演題 08:三重県 津市消防本部 横⼭ 匠
10 分15:45〜15:54演題 09:⾹川県 ⾼松市消防局 三⽊消防署 丸尾 隆明
10 分15:55〜16:04演題 10:熊本県 有明広域⾏政事務組合消防本部 上⽥ 雄輝
16:05〜16:15休憩(10 分)
10 分 16:15〜16:24演題 11:神奈川県 横浜市消防局 ⼭形 秀樹
10 分 16:25〜16:34演題 12:栃⽊県 栃⽊市消防本部 渡邉 訓啓
10 分 16:35〜16:44演題 13:⻘森県 弘前地区消防事務組合 ⼩⼭内 健介
10 分 16:45〜16:54演題 14:岩⼿県 花巻市消防本部 ⼩⼭⽥ 和彦
16:55〜17:10休憩(15 分)
17:10プログラム 4総合討論:12 誘導⼼電図伝送の今後の課題と展望
  座⻑:⽥原 良雄(国⽴循環器病研究センター)

  座⻑:武田  聡(東京慈恵会医科大学)
20 分17:10〜17:30参加者全員
17:30閉会挨拶     ⽥原 良雄(国⽴循環器病研究センター)
次期会⻑挨拶   ⽯曾根 武徳(岩⼿県⽴中部病院)

※ 現地参加者には、救急救命⼠⽣涯教育ポイントの配布とハンドブックを贈呈

第12回 12誘導心電図伝送を考える会  開催情報(2025/2/13更新)

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